発達障害 先の見えないデコボコ人生

ブログを始めるにあたり、まずは私の自己紹介をしたいと思います。

私は広汎性発達障害 ADD (注意欠如障害)と診断されました。小さいころから周りとなんとなく温度差を感じながら、小、中、高、大学を卒業し、安定という名の公務員(一般行政職)へ就職しました。

これまでの人生を振り返り、周りとの違和感を感じたことを数え上げたらきりがありません。幸い学校の勉強をすることは好きだったため、希望の大学へ進学し、公務員試験にも独学で合格することができました。試験に合格した時は、「これで将来は安泰なんだっ!」と強く思っていました….

目次

幼少期から抱えてきた悩み

自分自身に違和感を持ち始めたのは、幼少期(保育園)まで遡ります。当時から周りの子と比べて周りの人が普通にできることができませんでした。

保育園では先生の指示通りに皆で一緒に折り紙を折っていくという授業がありました。園児でも分かりやすいよう教えてくれているにも関わらず、教室の中で一人だけついていくことができませんでした。子供なりに頑張って周りについていこうと、集中すればするほど混乱してしまい頭がパニックになってしまいました。今振り返ると折り紙のような手先の器用さが求められ、立体的に物事を考えることは苦手なことが多くあまり良い思い出がありません。

小学校に入学してからも、周りに合わせて生活するのに必死でした。学校では決められたルールを守り、友達とのコミュニケーションも大切にしていかなくてはなりません。友達との約束事を忘れてしまったり、学校に提出しなければならないものを期限までに提出することができなかったり、次第にできないことや苦手なことが増え始めていきました。

教師の口頭指示内容が理解できない

特に一番困ったのが、教師の口頭指示が理解できなかったことです。教師の口頭指示や話などは音として聞こえはするものの、内容を細かく理解することができませんでした。その為教師の指示が終わった後、友達に指示内容を確認しながら行動をしていました。

学校の授業は教師が説明しながら板書をしてくれたため、目で見て確認できるので勉強にはなんとかついていくことができました。中でも規則性があったり、答えが一つに決まる算数(数学)の教科に興味を持ちはじめるようになりました。

実技系科目は大の苦手

小学校~大学まで様々な授業を受けますが、中でも実技系科目は大の苦手でした。具体的には、「家庭科」、「理科の実験」、「体育」などが挙げられます。高校生の頃「自分は発達障害なのではないか?」と思うきっかけになった一つが「理科の実験」でした。

理科の実験ではアルコールランプや顕微鏡等、色々な器具を使いながら、教師の口頭説明を受け、同時進行で実験を進めていきます。手先の不器用さは理科の実験時に如実に表れました。実験器具の扱いは苦手で、顕微鏡を使った実験では一人だけ目的物を見つけることができず、同級生と同時に進めて作業しても遅れをとることばかり….

「なんで皆と同じ行動ができないんだ?」実験は大嫌いな科目No1であり、さらに今まで経験した様々な周りとの違和感がフラッシュバックしてしまい、「自分は本当にダメな人間なんだ」と強く思うようになりました。

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