発達障害を抱える方の中には、民間よりも公務員の方が向いてるかもしれないと感じ、公務員を志望される方も多いのではないでしょうか。一口に公務員といっても、地方公務員、国家公務員、消防、警察、教員・・・等職種は多岐に渡ります。その中で私が受験したのは地方・国家公務員の一般行政職と呼ばれる職種になります。一番身近な例では、住民票を請求した時に対応してくれるような市区町村の職員の方たちが一般行政職員にあたります。
発達障害の方が公務員に向いているか向いていないかの話は置いといて、発達障害の方は民間よりも公務員の方が就職し易いと思われます。現にあまり頭の良くない私でも予備校などに通わず、独学で地方公務員(一般行政職)と国家公務員を受験し、複数から内定を取ることができました。
目次
発達障害を抱える方が民間よりも公務員に就職しやすい理由
発達障害を抱える方が民間よりも公務員に就職し易いと考えられる理由は以下のとおりです。
筆記試験は暗記する努力さえすれば必ず受かる
公務員試験の内容の8割は暗記したことを回答するだけなので、発達障害を抱える方の苦手な推論力や論理力はそこまで求められない。
公務員試験(一般行政)には(i)一般教養(ii)専門教養(iii)論文の3つの分野からそれぞれ問題が出題されます。回答方法はほとんどがマークシート式になっています。
市町村が出題する問題は(i)一般教養と(iii)論文の組み合わせが多く、(ii)専門教養がない試験が多いので、勉強する負担も少なく済みます。出題内容も過去問の焼き直しが多いため、回答パターンを暗記することができれば、比較的簡単に回答することができます。
面接は民間に比べると倍率も低く、対策しやすい
・筆記試験を通過さえしてしまえば、面接を受験する人数がかなり絞られれるので、面接を通過する確率が民間よりも高い。
・市販の面接対策本で対策していれば9割方は網羅できるので想定問答がしやすい。
民間でも公務員でも今の時代は面接重視となりました。しかし、民間に比べると公務員の場合は筆記試験である程度受験人数が絞られるため、面接の倍率は民間程高くはなく合格する確率が上がります。
発達障害を持つ方にはとっさの切り返しが求められる面接を苦手とする方が多いのではないでしょうか。私自身面接のような場も緊張し落ち着かなくなりますが、とっさの切り返しも苦手だった為、筆記試験以上に面接対策の準備をしました。
とっさの切り返しに関しては、公務員試験の面接であれば市販の公務員試験面接対策本でほぼ想定質問を網羅できるので、(たまによく分からない質問が飛んできたくらい)面接も対策本の暗記する努力ができれば、通過することができます。
発達障害を抱える私でも、地方公務員(一般行政)から3つ内定、国家一般職、国税専門官等から内定を勝ちとることができました。公務員試験はコツコツ努力することさえできれば、発達障害を抱えていても合格することは可能なので、是非トライしてみてください。
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